オンラインシラバス

2009年度シラバストップ > 高1年S1組 > 地理歴史 > 世界史A

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
地理歴史
世界史A
高1年S1組
週2時間
古屋

到達目標


1:必修科目の世界史に興味を持たせ、多角的な視点を養う
2:受験科目の一つしての世界史を織り交ぜ、大学入試を視野に入れた2学年に向けた導入をはかる
[中期] 世界史の通史を学習し、受験に対応できる知識を身につける
[長期] 中学校で学習した基礎知識を踏まえ、他教科への発展的学習につなげる

授業の進め方・学習方法


 帝国主義から二つの世界大戦、そして戦後世界の構築とおもに近現代史を扱う。日々のニュースでも取り上げられる事象に関連する内容も多いため、いかに日常の社会にアンテナを張っているかが重要となる。授業で学習した内容を現代社会と結びつけてより深い知識を身につけてもらいたい。知識を整理する分野と関心を高める分野にあった授業を展開し、受験レベルとして使える深い知識をつける。あくまで教科書は参考書として扱う。日々の毎時間の授業を集中して受講することが最も基本的な学習方法。定期テストは「授業」を中心に出題する。そのためノート・プリントはもちろん「流れ」などをしっかりと理解しておくことがポイントとなろう。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
 第7章 帝国と民族の時代・第8章 二つの世界大戦の時代
1)深まる国家と民族の対立
         :国民国家とあらたな帝国形成、各国の帝国主義の動向
2)一体化する世界
         :19世紀の国際関係、20世紀の国際関係、バルカンの危機
3)第一次世界大戦前夜のヨーロッパ
         :戦争の勃発と性格、交戦国の民衆生活の変化、戦争から革命へ

[学習範囲とポイント]
帝国主義の始まりから第一次世界大戦の終結までが大きなテーマです。列強による海外植民地争奪戦の帰結が第一次世界大戦の本質です。大戦に至る過程を重要な語句、歴史事項を絡めながら大きく多角的に眺めていく授業となります。必要なのは「地図の意識」。少なくとも世界地図は正確でなくてもかまいませんから頭で描けることが大前提です。 
[アドバイス]
 各国ごとの出来事を正確につかんで、他国と混同しないように注意しましょう。またこの時代の背景や文化・思想もしっかりと理解すると深みが増します。地図は頻繁に眺める習慣をつけましょう。
1学期中間試験
1学期
4)戦後秩序の形成
         :ヴェルサイユ体制、新しい勢力、抵抗するアジア、高まる民族運動
5)世界恐慌とファシズム
         :世界恐慌、ファシズムの台頭、深まる世界の危機
6)第二次世界大戦
         :世界戦争への展開、占領と抵抗、戦争の終結と戦後秩序の胎動

[学習範囲とポイント]
第一次世界大戦後の世界から第二次世界大戦の終結までを学習します。人類が1度ならず、2度までも世界大戦を経験していく過程はどうしてなのか?戦間期を世界恐慌を軸に読み解いていきます。1学期前半同様に地図の意識をしっかりと持って学習に臨むことが最重要です。
[アドバイス]
 時代の流れやその当時の背景などを理解する必要があります。単なる暗記だけにとどまらずにその出来事の意味やその後の影響なども理解してください。またポイントとなる出来事は記述ができるレベルまで、興味や関心を高めておきましょう。
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
 第9章 あらたな国際秩序の形成
0)第二次世界大戦(復習):「持てる国」と「持たざる国」の対決構図、終結から戦後秩序の胎動
1)米ソ冷戦と世界1  :連合国の戦後処理とあらたな対立、国際連合、冷戦のなかの2大国
2)米ソ冷戦と世界2  :スターリン批判と東西ヨーロッパ、50年代~60年代の冷戦構造
3)米ソ冷戦と世界3  :多極化の進展(欧州統合、中ソ論争他)60年代~70年代の冷戦構造

[学習範囲とポイント]
 第二次世界大戦後の世界を学習します。米ソ冷戦構造の枠組みの中、50年代半ばから「多極化」の動きが見られるようになります。地域ごとに絞って整理していくことが戦後世界の大きな学習ポイントになるでしょう。授業のプリント、ノートなどを軸に学習すると良いでしょう。また歴史の転換となるような出来事は、その原因を踏まえて過程、結果、影響を常に意識しておきましょう。高1の段階からその意識を持つことで、ひいては国公立の論述対策へとつながって行きます。
[アドバイス]
 米ソ冷戦の枠組みを軸に、複雑に展開される各地域の動き。しかしその「性格」(どのようにそれがおこっていったか)を正確につかんでしまえばあとは整理の問題です。集中して授業を聞いていて下さい。
2学期中間試験
2学期
4)米ソ冷戦と世界4
         :新冷戦と新デタント、米中接近、イラン革命とその余波(1979年~)
5)米ソ冷戦と世界5
         :冷戦の終結、東欧革命、ソ連崩壊、冷戦後の世界
6)戦後の中華人民共和国
         :WWⅡ後の中国史(建国期~文化大革命~改革開放~社会主義市場経済へ)

[学習範囲とポイント]
 2学期前半はWWⅡ戦後、米ソ両陣営におけるヨーロッパ・アジアを舞台にした対立を眺めます。特に分断統治されたドイツ、朝鮮半島とその周辺でのアジアにおける冷戦下での“熱戦”を見ていきます。2学期後半からは50年代半ばから見られる「各地域」での「多極化」=米ソ離れの動きを中心に見ていきます。現在のNEWSに最も直結する内容ですので知っている用語がたくさん登場することと思います。
ヨーロッパ統合(EC~EUへ)、中ソ対立、そして第三世界の台頭(アジア・アフリカ諸国の独立~団結)までと複雑な動きが同時進行するもっともドラスティックな時期です。
[アドバイス]
 整理が要求される学習分野です。多岐にわたる重要事項を流れに沿って国、地域、時代等の分野で上手にまとめることができるよう心がけてください。
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
グローバル化と地球変容、21世紀に生きる、世界史必修分野の終了
1)グローバル化と地球変容
         :中東をめぐる流血の半世紀、アフリカの模索「遠い夜明け」
2)現代の戦争と平和
         :アメリカへの対抗軸なき世界、ユニラテラリズムと911、地域紛争

[学習範囲とポイント]
 21世紀に生きる眼を養うために中東問題を取り上げます。民族、宗教、歴史的対立、そして日々ニュースなどで流れる現実。関心を持つのはもちろん、「世界を見る眼」「歴史を見る眼」を伸ばします。まさに君たちが生まれてから今までの10年弱をしっかりと学習していくことになります。
[アドバイス]
 現代世界で起こっている様々な事象にアンテナを張っておくことです。ニュース、新聞、ネットなどを通し、また現実の世界で、あらゆる分野で「歴史は進行」しています。ますます情報化社会になるこれからの世界では「知らない」では済まされない一般常識が「過去」の歴史も含めて必要になってきます。これからは君たちの時代です。新しいものは常に古い器に盛られてやってきます。しっかりと地に足をつけた歴史を築きあげていって下さい。
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
80
定期試験の得点を基準として、日々のテストや課題の提出・内容を評価点として加算する。なお授業中での取り組みは、小テスト同様に平常点に加算する。
レポート
小テストなど
10
授業での取り組み状況
10

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
世界史A
東京書籍
020
世界史のミュージアム
とうほう出版

参考書
書名
著者
出版社
コード
備考
世界史B 用語集
山川出版社

参考サイト
サイト名
URL
目で見る世界史

担当者からのアドバイス


 授業を集中して聞いて下さい。高校1学年の世界史は現代史の「ホネ」=枠組み、流れ、骨子を学習します。細かな知識=「にく」は後々に詰めていくこととなりますが、まずは複雑な現代史の大枠(動き、流れ)を捉えることが最優先でしょう。世界史学習が初めての皆さんにはまだその視点はなかなか難しいかもしれませんが、1年間をかけてゆっくり育てていきましょう。教科書・資料集は参考書として位置づけていきます。プリント・ノートをしっかりと整理していってください。また「世界史」ですから、中学までの最低限の地理知識は必須です。世界の国名、地域名が不安な人は自宅学習を通して、常識の範囲をおさえておいて下さい。