キャリア教育

 

2024年3月16日(土)「スーパーアカデミア 最先端と最前線の超一級講座」は広尾学園が行ってきたキャリア教育の総決算となります。


この日は日本全国から、21世紀の最先端を究めようとする科学者、最前線で活躍するジャーナリストなど、日本の現在と未来を支える方々が広尾学園に結集します。


この31講座が、生徒たちの学問への憧憬の念を育て、文化や科学技術の高みをはるかに見上げる良い機会となることを願っています。


『海洋底から探る地球内部の未踏領域』
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 主任研究員 阿部 なつ江先生

マントル対流は、地球表層を覆うプレートを動かし、地震や火山活動などの自然現象を引き起こしています。このプレートの動き(プレートテクトニクス)は、太陽系惑星で唯一「地球」にだけに存在し、生命を育む海と深く関係しています。しかしマントルの正確な温度や対流の速度は未だ明らかではありません。私達の住む星の成り立ちや、生命の起源、そして地球が将来どのような姿になっていくのか探るため、海底調査や海洋掘削などの手段で地球内部のマントルを研究しています。船上での作業風景なども紹介します。

『NHK の番組「笑わない数学」を笑います』 学習院大学 名誉教授 飯高 茂先生

1. 負の数をかけると正になるのはなぜか
2. 虚数とはなにか
3. 3次方程式の根の公式の歴史と陰

『伝統と革新が織りなす、新しい街づくり ~人とAIが共創する未来をどう生きるか~』
Proof of Japan(ハタプロ・SMBC日興証券)代表取締役 伊澤 諒太先生

「伝統×革新」をテーマに、大企業とベンチャーの共創と、産・官・学・街の異分野の連携を推進してきた起業家の観点から、人とAIが共に進化する、未来の街づくりについてお話します。起業家の成功事例やAI技術の役割などを具体的に紹介し、高校生の皆さんに新たな社会的起業のチャンスや夢の実現について考えるきっかけを提供します。

『オリジナル結婚式を創る〜ユニークベニューウェディング〜』 株式会社Ginger 代表 磯石 裕子先生

私たちは京都と沖縄を拠点にウェディングサービス、スムージースタンド、リゾートホテル運営を手がけるベンチャー企業です。今回はウェディングプランナーを目指したキッカケ、プランナーの仕事内容、会社員から起業して社長になるまでの道のり、婚礼業界のこれまでと今、オリジナルウェディングを通して叶えたいこと、これから目指す株式会社Gingerの姿をお話しします。

『スタートアップが描く宇宙開発の未来とイノベーションの起こし方』
株式会社 Space Quarters 代表取締役CEO 兼 チーフエンジニア 大西 正悟先生

21世紀に入り、SpaceXによる宇宙輸送分野での技術革新、そして国主導の開発から民間主導の開発へとステージが変わり、宇宙開発は加速しそして多様化してきています。人類が宇宙に本格進出する最初の時代となりうる現代で、どのような宇宙開発の未来を描き、どのようなテクノロジーを生み出すのか。宇宙建築技術開発ベンチャーを創業し、経営者として、エンジニアとして、宇宙開発に向き合う大西が考える、イノベーションの起こし方、知性と言うものの形を、自分の人生を通して学んだメッセージと共に伝えたいと思います。

『渋谷から始める都市農業が変える人と社会の未来とは』
澁谷の農家 NPO法人 URBAN FARMERS CLUB 代表理事 小倉 崇先生

渋谷・道玄坂のライブハウス屋上に畑を作ってから7年。現在は、原宿、渋谷、恵比寿に4箇所の畑を作り、NPO法人として約800名ものメンバーが参加するアーバンファーミングの団体『アーバンファーマーズクラブ 』として活動をしています。都会のど真ん中で、農業をすることは、実は人間の身体と心のヘルスケアにとても有効で、なおかつ、地球環境のためにもとても価値があることです。これからの社会を担うみなさんに、都市農業の技と価値と可能性をお伝えしたいと思います。

『世界をつなぐ外交官 国際的な問題解決の第一線で』 外務省 川口 健太先生

「外交官」という仕事と聞いて、知ってるようで何をやってるかよく分からない、というイメージを持たれる方が多いかと思います。というのも、大人になってからも、実は良く分からないから教えてと言われることが多くあります。外交官は、一般的には「国際社会において、政府を代表して各国との連絡や交渉等を担当する政府職員」ということになりましょうが、やはりそれだけじゃよく分からないのではないかと思います。本講座を通じて、国際的な仕事の一つの形である外交官について、そのイメージを少しでも掴んで貰い、今後の目標設定等に役立てて頂けたらと思っています。なるべくインタラクティブな形で皆さんとお話できたらと思っていますので、出来れば質問を考えて参加して頂けたら嬉しいです。可能な限りお答えしたいと思います!!

『看護理工学が生み出すケアイノベーション』 金沢大学医薬保健研究域保健学系 助教 國光 真生先生

あなたは「看護」にどのようなイメージを持っていますか? 患者さんの生活をより良いものにするために、新しい看護技術を生み出すことも看護の大事な仕事のひとつです。今回は看護職になるための方法から、新しい技術開発を行う学問領域である看護理工学の話までたくさんのことをお伝えしたいと思います。看護に興味がある人も、理工学に興味がある人も、何かを生み出してみたい人も、ぜひ一度看護理工学に触れてみてください。

『ヒト型ロボットについて』 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域連携推進室 連携主幹 阪口 健先生

ヒト型ロボットは、漫画やアニメ、特撮のイメージから身近な存在のように思われているが、実際にはハードウェア/ソフトウェア両面を高度に開発する必要がある。産総研では、HRP-2を筆頭に様々な働く人間型ロボットを研究開発してきたが、HRP-5Pでは特に、人間の環境がそのまま使え、人間の代わりに重労働作業を行えるロボットとして運用できるように研究開発を行った。講義では、何故ヒト型なのか、ヒト型ロボットを開発する意義はどこにあるのかなどを含めて、実環境で働くヒト型ロボット開発について紹介する。

『物質の構造と性質について(私が大人になってから学んで驚いたことを中心に)』
NOK株式会社 常務執行役員 CTO 兼Head of NOK R&D 佐藤 祐樹先生

理系の大学院を修了し,ゴム機能製品会社に入社してから30年以上,その研究開発に従事してきましたが,未だに,科学や技術に関する極めて基本的な事柄に関する学びがあります.そのいくつかをできるだけ分かりやすくご紹介します.今のところ予定している学びは以下です.結局,物質の様々な性質は,その物質がどのような構造で構成されているかで説明されるということ,その科学の面白さを日々実感しています.
・摩擦力は荷重に比例するけど,みかけの接触面積に比例しない?
・ゴムは固体?(ガラスは凍った液体?)
・そもそも固体・液体・気体という分け方はできない,秩序と無秩序の2つだけ?

『最新のXR技術で恐竜をよみがえらせる!「ざんねん」じゃなかった古生物たち2024!』
地球科学可視化技術研究所(所長)恐竜技術研究ラボ (CTO) 芝原 暁彦先生

ついに恐竜と最新技術とが合体!XRと呼ばれる技術で恐竜を教室に復活させます。アンモナイト、恐竜、始祖鳥などの化石、そしてそれらが埋まっていた地層は、地球が長い時間をかけて作り出した天然のビッグデータです。この講義では私が監修した「世界の恐竜マップ」などを中心に、様々な古生物たちの生存戦略についてお話するとともに、XRやメタバースを使った最新の研究風景もお見せします。

『超伝導と低温の世界』 国立研究開発法人 物質材料研究機構(NIMS) 高野 義彦先生

超伝導の特徴の一つにゼロ抵抗状態があります。ゼロ抵抗状態になると電流を流しても一切発熱が起こらないため、超伝導の電線をぐるぐる巻くと強力な電磁石が出来ます。さらに、送電に超伝導電線を用いると、電気のエネルギーをロス無く遠方へ輸送することも出来ます。また、超伝導体は磁石の上で浮上する現象があります。浮上すると摩擦が無いので、スムースに走ることも出来ます。講演では、実際に実験して触りながら超伝導の面白さを実感してもらいます。

『地球科学の研究について』
名古屋大学理学部 地球惑星科学科准教授 地質・地球生物学講座 高橋 聡先生

私は、大学の理学部で地球科学(地学)の分野で研究と教育活動を行っています。今回は、私が専門としている地層や化石、岩石の化学分析などに取り組んでいる研究の様子、それらの結果を用いて過去の地球環境を推定する方法について紹介したいと思います。また、どのようにして研究者になったのか経験談もお話しします。

『福祉×農業。地域や日本を良くするための私たち挑戦』 どろんこ会グループ 株式会社ゴーエスト 株式会社南魚沼生産組合 株式会社Doronko Agri代表取締役 高堀 雄一郎先生

大学時代は学習塾を立ち上げ、不登校や障害児の学習を支援。結婚後は、自身が子育てする中で古い体質の保育業界の問題や女性が結婚を機に会社を辞めてしまう社会課題を知り、日本を変えていかねばと大手企業を辞め、「にんげん力。育てます。」を理念に保育園を立ち上げた高堀代表。25年かけて全国展開してきた保育事業、障害の有無関係なく全ての子どもが共に育つインクルーシブ保育や農業問題への取り組みなど、「アントレプレナーシップ(起業家精神)」で社会課題をどう解決しているか、今後の進路の参考にもなることをお話します。

『フリーランスで書いて生きていく』 ジャーナリスト・ライター 田中 圭太郎先生

私はフリーランスのジャーナリスト・ライターとして、ノンフィクションの書籍を執筆しているほか、雑誌やウェブメディアに取材原稿を毎月執筆しています。地方の放送局に勤務して、フリーランスになったのは42歳のとき。それから丸8年、書くことだけで生きてきました。フリーランスで仕事をするために必要なことや、ジャーナリストやライターの仕事についてお話いたします。

『ビジネスゲームで学ぶ経営学』 横浜国立大学 国際社会科学研究院教授 田名部 元成先生

ビジネスゲームは、意思決定能力の向上や、経営に対するより深い理解を得るために、参加者が仮想の企業の経営者になり、模擬的な経営判断を行い、その結果を競い合うというものです。ビジネスゲームを含むゲーミング・シミュレーションを対象とする研究領域は、シミュレーション&ゲーミングと呼ばれます。この授業では、ゲーミング・シミュレーションとは何か、そしてそれが経営(マネジメント)にどのように応用できるかを、簡単なゲーミング・シミュレーションを通じて学び、シミュレーション&ゲーミングのいくつかの視点を獲得します。

『港区議会議員の仕事・身近な政治・街づくり』 港区議会議員 玉木 まこと先生

暮らしに一番近い身近な地方議員の仕事についてお話しします。私は、広尾学園の生徒さんが通う港区で区議会議員をしていますが、区議会議員がどんなことをしているか、知っていますか?街や暮らしなど、日頃当たり前と思っていることが本当に正しいのか?広尾学園の皆さんの意見は港区に届いているのか? 私が地方議員を目指した動機や普段の議員の仕事を知ってもらい、皆さんの主権者としての意識や将来の行動に少しでも役立ててもらえたら嬉しいです。

『秦の始皇帝とキングダムの世界』 学習院大学名誉教授 鶴間 和幸先生

いまから2200年も前に中国をはじめて統一した秦王政・始皇帝は多くの近臣たちの支えがありました。『史記』という文献と新たに出土した竹簡史料から始皇帝をめぐる人間像をさぐります。実写映画「キングダム」にも中国史監修としてお手伝いしました。歴史学という学問上の始皇帝と、原泰久氏の「キングダム」における秦王政を比較しながら、始皇帝の実像をさぐっていきます。歴史学ではなかなか人間まで掘り下げませんが、講師は人間・始皇帝をめざした研究を進めてきました。暴君ではない人間の姿を紹介します。

『公認会計士のお仕事』 公認会計士 税理士事務所 代表 中村 明日香先生

聞き慣れない職業だと思いますが、「公認会計士」という仕事があります。会計などの専門家であり、医師、弁護士と並んで、3大国家資格です。公認会計士がどのような仕事をしているのかをご紹介するとともに、会計、監査、ファイナンスといった、ちょっと難しそうな言葉を身近な例を使って説明します。これらは「お金」に関連する大事なことですが、難しい部分もありますので、本日は誰もが知っていて損はない導入説明をなるべくわかりやすく、説明したいと思います

『こんなに変わる!動画編集の上手い人がやっていること』 演出・映像ディレクター 野上 ナオト先生

動画を誰でも作れる様になった近年、スマホやタブレットなど気軽に動画撮影、編集ができたり色んな人が作った動画を視聴できます。何を伝えたいのか、訴えたいのか、意味が分からない。そんな動画も無数に存在します。その多くの原因はある大事なプロセスが抜けているからです。「表現する、つくる」と言う行為は、実際に作業をして形を作る前に「必要な情報や素材を集め、選び取る」という最も大切なプロセスがあります。少しの工夫で伝わり方が変わる事、つくる事の楽しさをお伝えできればと思います。※講義用にYouTube限定公開で作品集をしています、著作権等ありますのでダウンロードはお控え頂ければ幸いです。

『AI時代における人々の役割』 ITジャーナリスト 林 信行先生

わずか1年強で一気に世界に広まり政府や国際会合でもどう向き合ったらいいかの真剣な議論が行われ始めたAI技術。進化のスピードは加速しており、今AI技術を学んでも生徒の皆さんが社会人になる頃には状況は変わってしまう。この講座では①AIがどのような技術でどのように発展したか、②パソコン、インターネット、スマートフォンといったAI以前の技術イノベーションがどのように世の中を変えたか、③技術が大きく変化しても変わらない本質について論じる

『Soup Stock Tokyo は、どうして人気が出たの?-ブランドを作るために大切な事-』
島根県立大学地域づくりコース講師 雨上(株)代表取締役 平井 俊旭先生

Soup Stock Tokyo というスープの専門店は、最初は、なかなか魅力を理解してもらえず会社は倒産しそうでした。そんな創業期から運営会社のSmilesのブランドディレクターとしてブランドづくりに携わって来た経験をお話しながら、新規事業を立ち上げる事の難しさや楽しさを知ってもらいたいと思います。今は大学教員として大学生に授業をしながら、地域を元気づける事の出来る学生を育成しつつ、自分の雨上(アメアガル)株式會社で民間企業のブランドづくりを行っています。

『彫刻家・修復家の仕事②』 合同会社藤白彫刻研究所代表 藤曲 隆哉先生

「絵を描いたり、彫刻を造ったり、それって仕事?お金になるの?」学生の頃は私自身も半信半疑でした。普段はどのように制作や修復、研究を行っているのか美術のお仕事の話をします。また、今年は私の専門である文化財修理や模造制作の話も行います。

『アートで世界を変える!アートマネジメントの仕事 哲学、科学、芸術のコーディネーター』
荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所(株式会社コーデノロジスト)ディレクター 本間 桃世先生

アートで世界を変えることは可能なのだろうか。人類の歴史に「美」という概念が生まれたのは日本ではおそらく縄文時代に遡る。それから何万年もの間に私たちは科学、哲学、芸術とともに文明を築いて来た反面、戦争や紛争は今日もまだ世界中で続いている。自然災害や争いを前にして、芸術は不要不急なのだろうか。この講座では、芸術と社会の結びつきやその役割について、また、芸術に携わる仕事について、講演者自身の経験を元に、みなさんと共に芸術/アートの世界の豊かさについて考えたい。

『憎しみの連鎖を解き、テロ・紛争のない世界を創る~国際NGOで働くという選択~』
NPO法人アクセプト・インターナショナル 丸田 陽加里先生

アクセプト・インターナショナルは、世界で起きているテロや武力紛争の解決を目指し、アフリカや中東の紛争地で活動する国際NGOです。テロや武力紛争に実際に関わってしまった当事者の若者が、武力や暴力に頼ることなく、再び社会で生き直すことができるよう支援を行なっています。平和の実現に向けた、具体的な活動の紹介はもちろん、紛争解決や平和構築に関わる仕事は様々ある中で、なぜ日本発のNGOとして私たちがこの問題に取り組むのかをお伝えします。

『価値をデザインする』 多摩美術大学・特任准教授 丸橋企画株式会社・代表取締役 丸橋 裕史先生

地域創生の取り組みや事業開発、商品開発、政策立案など、取り組んだ様々なプロジェクトをひもときながら、新たな価値を生み出すにあたり、そのプロジェクトの発足時にどのような違和感を抱き、どのような問いを立て、結果としてどのような価値を生み出してきたか、そして何を大切にして、何をしなかったかなどのエッセンスをお伝えします。みなさんが将来、特定のフィールドに縛られず、領域横断をしながら活躍できる人になるためのヒントになれたら嬉しいです。

『世界を変える数学 ~人工知能・データサイエンス・量子コンピュータ~』
オーストラリア国立大学 シニアレクチャラー 丸山 善宏先生

ガリレオの「自然という書物は数学の言葉で書かれている」、ウィグナーの「自然科学における数学の不合理なまでの有効性」、テグマークの「数学的宇宙仮説」といった考えはすべて「なぜ世界は数学で理解できるのか」という問いに関わるものです。近年では、従来の自然世界を超えて、人間やコンピュータ、経済と社会までをも数学でモデル化し理解することが可能になり、我々の生きる世界のあり方を変容させつつあります。本講座では、特にAI・データサイエンス・量子計算における近年の展開を例として、世界を変える数学についてお話します。

『動物の心動物の心臓外科 止まった心臓は再び動き出す』
オリーブ動物医療センター 取締役 兼 院長 三村 貴大先生

私は獣医師です。まずはこの資格を持っているとどんな仕事ができるのかについてお話します。その中でも小動物臨床獣医師は専門的な手術(脳外科、心臓手術など)から、行動異常(吠えたり、噛みついたり)の相談までたくさんのことを日々の仕事とします。今年は心臓外科を去年よりさらに詳しく動画を使ってわかりやすくお話します。心臓を一度完全に止めて行うこの手術。なぜ心臓は一度止まっても動くのか。多くの困難を抱えても究極の外科に挑む理由とは。命と向き合うとはどういうことなのか一緒に考えましょう。なりたい職業が見つからないなって人程聞いてほしいと思います。人は動物から学べることがたくさんあります。

『放射線ってどんなもの?何の役に立つの?』 産業技術総合研究所 研究員 山口英俊先生

健康診断でのX線撮影以外にも、医療や工業、農業など様々な分野で放射線は使われています。この講座では、放射線とはそもそもなに?という話から、私達の身の回りで使われている放射線のことについて、簡単な原理の説明を交えながら説明します。また、放射線という目に見えないものを知るためには、測定する技術が必要不可欠です。そこで、最先端の放射線測定の研究や、研究がどのように社会に役立つか紹介します。放射線に興味がある!という方も、放射線って難しそう…と感じる方も、どなたでも気軽にご参加ください。

『量子で超越する!』 国際基督教大学 准教授 山崎 歴舟先生

1900年代初め,物理学者は大きく頭を悩ませていた.それは今までの(皆さんが多分習っている)「古典物理学」が間違っていることがわかったからだ.そこから生まれてきた「正しい物理学」が量子力学である.量子力学の発見から100年が過ぎた最近,これら量子の振る舞いを巧みに操ることが可能となってきた.その最たるものが量子コンピューターである.人類の生き方さえも変えると言われている量子テクノロジー,その超越性を紹介するマッドサイエンティフィック・フューチャリスティック・エクストラバガンザ.

『2024年宇宙の旅 ~宇宙観光旅行時代の到来!~』 佐賀県立宇宙科学館 アドバイザー 渡辺 勝巳先生

これまで国家ベースで進められてきた「宇宙開発」は民間ベースで進める準備が整い、現在は民間人による国際宇宙ステーションへの滞在や、民間会社による宇宙旅行のための宇宙船の開発・打上げ・運用などが進められています。まさに、「宇宙観光旅行」時代の到来です。現在の民間主導で進められている宇宙の旅、そしてこれからの宇宙の旅、更に宇宙の無重力での生活を見ていきましょう。

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