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2021年度シラバストップ > 高Ⅱ年5組 > 理科 > 化学

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
理科
化学
高Ⅱ年5組
週3時間
必修選択
吉江

到達目標


高校2年で扱う単元に関連する様々な化学事象を体系的に理解するとともに、「なぜそうなるのか?」という疑問に対して自ら主体的に考察しようとする姿勢を身につける。さらに、必要に応じて大学化学などを取り入れた発展的な内容を扱い、化学の学問としの価値や魅力を共有する。自然科学に対する関心や探究心を高め、化学的に探究する能力と態度を養うとともに、基本的な概念や原理・法則の理解を深め体系化する。
化学基礎で習得した概念を基礎に、自然科学に対する関心や探究心を高め、化学的に探究する能力と態度を養う。

1.考えるべき事象に関して、何について議論すればいいかを掴む。
2.結果を知っているではなく、なぜそうなるかを説明できるようになる。
3.楽しむ。

授業の進め方・学習方法


○教科書、板書、プリント、ICT機器などを活用します。ノートまたはルーズリーフ、PCは必ず持参してください。過去のプリント、フォトサイエンス化学図録、化学の新研究も手元においておくことをおすすめします。
○「授業が難しい!進度が速い!」と感じた生徒は、スタディサプリを使った予習・復習が効果的です。
○クラスメイトと教え合うことでお互いの理解が深まります。グループ、クラスの中で教え合う雰囲気を作りましょう。また、人に教えることができて初めて本物の理解に至ります。積極的に周りに教えることで、化学的表現力を身に着けましょう。論述力も伸びます。
○次の授業が始まるまでに前回までの「わからないところ」を残さない姿勢を貫きましょう。やや難易度の高い内容を扱うこともありますが、予習・復習をきちんとすれば大丈夫です。
○大学受験を見据えた学習習慣の確立を目的として、課題や小テストなどを適宜実施していきます。「きちんとやる」ことが何よりも大事。楽しみ方を自分で探っていく。
〇手を抜かないでやる抜く習慣が、秋以降の模試が確認テストに感じることができるようになるはず。
○定期試験にむけて:知識の暗記やパターン問題の機械的習得に走らないようにしましょう。一つ一つの疑問をていねいに解決させ、自分の言葉で用語や式の説明ができるようになりましょう。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
第2編 化学反応とエネルギー
1章 化学反応と熱・光
・反応熱と熱化学方程式
  化学変化と熱の出入り
・ヘスの法則
  熱量
  ヘスの法則
・溶解熱の求め方
・結合エネルギー

第1編 物質の状態
1章 物質の状態と変化
・状態変化
  物質の状態と熱運動
  三態変化と熱エネルギー
  分子間力と融点・沸点
  気体の圧力
  蒸発と蒸気圧
・気体の性質
  ボイル・シャルルの法則
・混合気体の圧力
・理想気体と実在気体
・状態図

第1編
3章 溶液の性質
・溶解
・希薄溶液の性質

第3編 化学反応の速さと平衡
1章 化学反応の速さ
・反応の速さ
・反応の速さを決める条件
・反応のしくみ

2章 化学平衡
・可逆反応と化学平衡
  可逆反応と不可逆反応
  化学平衡
  化学平衡の法則
・平衡の移動
  平衡移動の原理
  濃度平衡と平衡の移動
  圧力変化と平衡の移動
  温度変化と平衡の移動
  触媒と化学平衡
1学期中間試験
1学期
3章 水溶液中の化学平衡
・電離平衡
  電解質と電離度
  弱酸の電離平衡
  弱塩基の電離平衡
・水の電離平衡とpH
  水の電離平衡 pHの表し方
・塩と化学平衡
  塩の加水分解
  緩衝液
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
第5編 有機化合物
1章 有機化合物の基礎
・有機化合物の特徴と分類
  有機化合物の特徴
・脂肪族炭化水素
  アルカン
・有機化合物の分析
  成分元素の検出
  分子式・構造式の決定
・油脂とセッケン
  油脂
  セッケン
2学期中間試験
2学期
3章 芳香族化合物
・芳香族炭化水素
  ベンゼンの構造
  芳香族炭化水素
  芳香族炭化水素の反応
・酸素を含む芳香族化合物
  フェノール類
  芳香族カルボン酸
・芳香族化合物の系統図
・有機化合物の分離
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
第6編 高分子化合物
1章 高分子化合物
2章 天然高分子化合物
・単糖類、二糖類
・アミノ酸、タンパク質
・核酸
3章合成高分子化合物
・合成繊維
・プラスチック
・ゴム

第1編
3章 溶液の性質
・コロイド
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
60
定期試験の結果を主として、授業・実験の取り組みや課題、小テスト、ノートやプリントを加味する。

平常点は、試験の答案では見ることができない学びの評価をします。
・主体的学びの姿勢
①いつ読み返しても何が何だかわかるようなレベルを意識してアウトプットしてみる。
②疑問を残さない姿勢をもつ(恥ずかしいと思わず基本的なものでもズレがないか確認する!)
③クラスメイトと有意義な議論ができている
④クラスメイトと協力して各授業におけるミッションに
 取り組めている(ワークや問題演習など)
レポート
0~40
小テストなど
0~40
授業での取り組み状況
0~40

教科書・教材/参考書/参考サイト


参考書
書名
著者
出版社
コード
備考
化学の新研究
三省堂
大学受験化学の95%はこれを調べれば何でもわかる、といっても過言ではない。
化学の新標準演習
三省堂
この問題集を乗り越えれば、直接入試問題演習に入れると思ってよし。理解しにくいものがあれば、あらゆる視点から具体的な事象に触れられるように他の問題集を解いてみること。
レッツトライノート
東京書籍
基礎事項に関してかなり詳しい。ただし、暗記やパターンの習得に走らないように。基礎的なことほど、用語や式に対して言葉で説明できる力が大切。そして、自ら関連事項を連想できるように。

参考サイト
サイト名
URL
化学グランプリ過去問

担当者からのアドバイス


受験に出題されるかどうかにかかわらず、また高校化学の範囲であるかどうかにかかわらず、化学事象の原理を追及し、その本質を見極める探究心を持てるかどうかが、本当の実力がつくかどうかのカギです。わからないことがあるのが当然であり、それに対してどうアプローチするかが学問に対する正しい姿勢です。
1年間、化学の世界を楽しみましょう。