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2021年度シラバストップ > 高Ⅱ年4組 > 理科 > 物理基礎

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
理科
物理基礎
高Ⅱ年4組
週4時間
必修選択
中村

到達目標


・物理を通して論理的な考え方を身につける。
・各物理量の定義を正しく理解する。
・各物理法則について適用可能な条件を理解し、それらの法則を適切に用いて様々な物理現象を議論できるようになる。

授業の進め方・学習方法


・物理基礎では「力学」、「熱力学」、「波動」について学びます。
・基本的には、スライドと板書による講義とプリントや問題集による演習で進めます。
・授業中における生徒同士および生徒と教員による活発な議論を推奨します。
・授業進度によって、週末に演習課題を課す場合があります。
・授業内容の自発的な復習を推奨します。授業時間内で内容を理解することを目指しますが、
 物理に必要な考え方の定着やさらなる成長のためには授業の復習が効果的です。
・下記の授業スケジュールは進度によって変更する可能性があります。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
第1編 力と運動 (教科書「総合物理」上巻)

 第1章 運動の表し方
  1.速度
  2.加速度
  3.落体の運動(水平投射・斜方投射含む)

 第2章 運動の法則
  1.力とそのはたらき
  2.力のつりあいとその運動
  3.運動の法則
1学期中間試験
1学期
第1編 力と運動(教科書「総合物理」上巻)

 第2章 運動の法則
  4.摩擦を受ける運動
  5.液体や気体から受ける力
  6.剛体にかかる力のつり合い

 第3章 仕事と力学的エネルギー
  1.仕事
  2.運動エネルギー
  3.位置エネルギー
  4.力学的エネルギーの保存
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
第1編 力と運動(教科書「総合物理」上巻)

 第4章 運動量の保存
  1.運動量と力積
  2.運動量保存則
  3.反発係数

 第5章 円運動と万有引力
  1.等速円運動
  2.慣性力
  3.単振動
  4.万有引力
2学期中間試験
2学期
第2編 熱と気体(教科書「総合物理」上巻)

 第1章 熱と物質
  1.熱と熱量
  2.熱と物質の状態
  3.熱と仕事

 第2章 気体のエネルギーと状態変化
  1.気体の法則
  2.気体分子の運動
  3.気体の状態変化
  4.不可逆変化と熱機関
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
第3編 波(教科書「総合物理」下巻)

 第1章 波の性質
  1.波と媒質の運動
  2.波の伝わり方

 第2章 音
  1.音の性質
  2.発音体の振動と共振・共鳴
  3.音のドップラー効果
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
80
平常点は、授業態度、課題の提出状況などから算出する。
レポート
0-20
小テストなど
0-20
授業での取り組み状況
0-20

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
総合物理1
数研出版
物理/314
総合物理2
数研出版
物理/315
リードα 物理基礎・物理
数研出版
日常学習用問題集

担当者からのアドバイス


物理では論理の流れが非常に重要です。たとえ答えが正しくても考え方が間違っていれば、正しく物理を理解したことにはなりません。しかし、物理的な考え方を身につければ、物理だけでなく多くの現象・問題に立ち向かうことができるようになります。これは入試の際にも、はじめて目にする問題に対するその場での対応力にもつながります。そのため、公式をむやみに覚えることを避け、「なぜこうなるのか」という視点を常に意識して取り組むことを期待します。

一緒に議論しながら、物理を楽しみましょう。