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2023年度シラバストップ > 高Ⅱ年3組 > 理科 > 化学

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
理科
化学
高Ⅱ年3組
週3時間
今井

到達目標


本授業の目標は,化学基礎で学習した概念をもとに「高等学校の化学」で扱う総合的な概念を体系的に理解することである。
理論化学分野では,物質の状態変化,気体,溶液の性質について理解するとともに,日常生活や社会と関連づけて考察できる能力を養う。また,化学変化に伴うエネルギーの出入りや化学平衡をもとに,化学反応に関する概念や法則を理解する。
有機化学分野では,その性質や反応を探究して理解するとともに,日常生活や社会と関連づけて考察できる能力を養う。

授業の進め方・学習方法


授業は難関私立大学入試,国公立大学入試を意識して展開します。教科書の内容に沿って進めますが,教科書の内容以外でも必要とされる知識・計算方法などを加えたプリント類を配布していきます。授業進度に併せてしっかりと復習し,疑問点はそのままにせずその都度調べるようにして下さい。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
第1部 物質の状態
    2章 物質の状態
       物質の三態
       気体・液体間の状態変化

    3章 気体の性質
       気体
       気体の状態方程式

    4章 溶液の性質
       溶解
       希薄溶液の性質
       コロイド


〈試験について〉
各単元について,基本的な概念や計算方法が理解できるようにする。その際,公式の暗記などに頼るのではなく,その現象を分子レベルで把握したうえで,考えられるようにする。
1学期中間試験
1学期
第2部 化学反応の速さと平衡
    3章 化学反応の速さ
       反応の速さ
       反応の速さを決める条件
       反応のしくみ

    4章 化学平衡
       可逆反応と化学平衡
       平衡の移動
       電解質と電離度
       弱酸の電離平衡
       弱塩基の電離平衡
       水の電離平衡 pHの表し方
       塩の加水分解
       緩衝液
       溶解度積

〈試験について〉
ルシャトリエの原理を正確に理解し,なぜそのような反応が起こるのかを説明できるようにする。また,反応速度や熱化学に関しては,その定義を理解したうえで,提示されている数値を正確に処理できるようにする。
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
第4部 有機化合物
    1章 有機化合物の特徴と構造
       有機化合物の特徴
       有機化合物の構造式の決定

    2章 炭化水素
       飽和炭化水素
       不飽和炭化水素

    3章 酸素を含む有機化合物
       アルコールとエーテル
       アルデヒドとケトン
       カルボン酸とエステル
       油脂とセッケン


〈試験について〉
有機化合物において,その結合様式や無機化合物との違いを理解する。そのうえで,各官能基が示す反応や性質を整理し,様々な物質においてその特徴を説明できるようにする。
2学期中間試験
2学期
第4部 有機化合物
    4章 芳香族化合物
       芳香族炭化水素
       酸素を含む芳香族化合物
       窒素を含む芳香族化合物
       芳香族化合物の分離


〈試験について〉
脂肪族炭化水素の性質を整理したうえで,芳香族化合物の特徴を理解し,その反応性や性質を説明できるようにする。
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
第5部 高分子化合物
    1章 高分子化合物

    2章 天然高分子化合物
       単糖類・二糖類
       多糖類
       アミノ酸
       タンパク質
       核酸

第2部 化学反応とエネルギー
    1章 化学反応と熱・光エネルギー
    2章 化学反応と電気エネルギー




〈試験について〉
基本的な有機化合物の知識に加え,高分子化合物ならではの性質やその特徴を理解する。また,各物質の製法についても,正確に説明できるようにする。
反応エンタルピーを理解する。
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
80
レポート
0~20
小テストなど
0~20
授業での取り組み状況
0~20

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
化学
啓林館
化学705
フォトサイエンス化学図録
数研出版
セミナー化学
第一学習社
レッツトライノート
東京書籍

担当者からのアドバイス


今年度から文理に分かれて本格的な理系の授業が始まります。ハイスピードの授業展開のため、書き写すのに集中するのではなく、しっかりと見て聞いて重要な所はメモを取りながらインプットして下さい。授業毎に板書内容はアップします。
問題集を有効的に使用しながら、予習・復習は大切にしてください。