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2023年度シラバストップ > 中Ⅱ年5組 > 理科 > 理科

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
理科
理科
中Ⅱ年5組
週4時間
小島・堤

到達目標


中学2年生医進・サイエンスコースの理科では、『学問の本質をとらえる力』『深い科学的思考力』『自ら科学に興味を持ち、自ら学ぶ姿勢』『正しく他者に伝える力』の養成をより本格的に進めていく学年となります。

化学分野では、本質的な理論化学の学びに入ります。これまでよりも格段に難関に感じるかも知れませんが、これを乗り越えた先に新たに化学の面白さ、そして神秘さに気づくはずです。「化学とう『学問』はすごい!」と思える境地に達することができたならば、目標は達成です。

生物分野では、本物の生物学を学びます。花の名前を覚えたり、虫の名前を覚えたりする100年前の生物学ではなく、生物の仕組みを学ぶ学問です。人間は今再び、生物を観察してその特徴を技術として活かしています。生物の持つ巧妙な生きるための仕組みを理解することが目標です。

授業の進め方・学習方法


生物・化学分野それぞれで講義、グループワークなどを行います。Google Classroomを使って様々な教材を共有しますが、配布するプリントやノートに授業の中で学んだ大切なことをしっかり『メモ』することを大切にしましょう。1年間積み重ねたノートやプリントは、生涯にわたって使える貴重なあなただけの参考書になるはずです。

授業中のワークでは、講義で示された知識や理論を土台とし、クラスのメンバーとさらに深く考え、議論し、そして互いに自らの意見を伝える過程を大切にしましょう。

家庭学習では、知識の暗記やパターン問題の機械的習得に走らないようにしましょう。一つ一つの疑問をていねいに解決させ、また授業での先生の説明と同レベル以上に一つ一つの用語や現象、理論などを自分の言葉で説明できるようにしましょう。クラスメイトとお互いに教え合うことでさらに理解が深まります。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
視覚でとらえるフォトサイエンス化学・生物図録
【化学】
第1編 物質の構成
 第Ⅰ章 物質の構成
 ・原子の構造
 ・電子配置
 ・イオン
 ・周期律
 ・イオン結合
 ・分子と共有結合
 ・分子の極性
 ・金属結合
(ここまでは中1の復習)

第1編 物質の構成
 第Ⅰ章 物質の構成
 ・原子量・分子量・式量
 ・物質量
 ・化学反応式

【生物】
5-10, 11, 12, 13 免疫
7-18 生物の系統樹
7-12 原核生物
7-13 原生生物
7-15 菌類
1-4 細胞の構造とはたらき
1-5 細胞の微細構造
1学期中間試験
1学期
視覚でとらえるフォトサイエンス化学・生物図録
【化学】
第1編 物質の構成
 第Ⅰ章 物質の構成
 ・原子量・分子量・式量
 ・物質量
 ・化学反応式と量的関係
※有効数字の扱い方(プリント)も指導する

【生物】
3-3 細胞分裂と遺伝情報の分配
3-4 細胞周期の観察
3-5 DNAの複製
4-1 生殖 遺伝子の受け渡し
4-2 減数分裂(1)
4-4 動物の配偶子形成と受精
4-11 ヒトの発生
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
視覚でとらえるフォトサイエンス化学・生物図録
【化学】
第3編 物質の反応
 第Ⅲ章 酸と塩基の反応
 ・酸と塩基
 ・中和
 ・塩
 ・pH
 ・中和滴定

【生物】
4-16 植物の配偶子形成と受精
4-17 植物の発生と器官の分化
4-8 カエルの発生
4-6 胚葉の分化と器官の形成
4-12 発生のしくみ(1)
2学期中間試験
2学期
視覚でとらえるフォトサイエンス化学・生物図録
【化学】
 第Ⅳ章 酸化還元反応 
 ・酸化と還元
 ・酸化剤と還元剤
 ・酸化還元滴定
 第Ⅴ章 電気と電気分解
 ・金属のイオン化傾向

【生物】
4-21 遺伝の基礎
4-22 いろいろな遺伝
4-23 独立と連鎖
3-1 DNA
3-2 「DNA=遺伝子の本体」の研究の歴史
3-7 タンパク質の合成(1)
3-8 タンパク質の合成(2)
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
視覚でとらえるフォトサイエンス化学・生物図録
【化学】
第3編 物質の反応
 第Ⅴ章 電気と電気分解
 ・電池(ボルタ電池・ダニエル電池)
 ・電池(鉛蓄電池・燃料電池)
 ・電気分解

【生物】
6-10 生態系の構造
6-11 生体内での物質の循環とエネルギーの流れ
6-12 生態系のバランスと保全(1)
6-13 生態系のバランスと保全(2)
6-14 生態系のバランスと保全(3)
7-1 生命の起源
7-2 原子生物の進化
7-3 生物の変遷(1)
7-4 生物の変遷(2)
7-8 進化のしくみ(1)
7-9 進化のしくみ(2)
7-10 進化のしくみ(3)
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
60
他コースと異なり、定期試験以外の平常点の割合が高くなります。試験勉強だけではなく、日々の取り組み(授業)そのものを大切にしましょう。

平常点については、試験の答案では見ることができない学びの評価をします。

・基本的姿勢
①必要なもの(教科書、ノートなど)をもってきている
②授業に参加している
③プリントをまとめる・ノートに貼るなど教材の整理ができている
④ノートや課題を期限内に出せている

・主体的学びの姿勢
①ノートやプリントに、必要なことをメモしている
(家庭学習でさらに深い学びができるように工夫をしている)
②授業をよく聞き、疑問を残さず的確な質問ができている
③クラスメイトと有意義な議論ができている
④クラスメイトと協力して各授業や課題のミッションをクリアしている
⑤授業内容を超えた発展的学びを授業内・外で実践できている
レポート
0~40
小テストなど
0~40
授業での取り組み状況
0~40

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
視覚でとらえるフォトサイエンス 化学・生物
数研出版
授業ではこちらを主として使用します。
未来へ広がるサイエンス
啓林館

担当者からのアドバイス


魅力あるサイエンスの世界をみんなで楽しみましょう。