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2023年度シラバストップ > 中Ⅲ年5組 > 理科 > 理科

教科
科目
学年・組
授業時間
担当者
理科
理科
中Ⅲ年5組
週3時間
必修選択
山下・佐々木

到達目標


【物理】週1時間
・物理法則の本質をつかみ、身近な自然現象の定性的な分析に活用できること。
・実験の目的や背景をきちんと把握し、実験結果に対する深い考察ができること。
・演習課題においては、論理的な展開を経て、定量的に予想される結果を正しく算出できること。

<担当者より>
演習問題を解いて正解を出す喜びと達成感を味わうことも大事ですが、公式の暗記と数値代入で出た正解だけに満足していては、物事の本質を掴むまでには程遠く、試験成績も頭打ちになってしまいます。最後の解答に到達するまでの「過程」にこだわり、正解だろうと不正解だろうと、「説得力のある答案」を目指して欲しい。
理科実験と併行して授業を進めていきますが、授業中の演習問題も、実験レポートも「結果だけの記述」ではなく、「丁寧に考察」しながら進めていきましょう。


【地学】週2時間
・地球表面および内部で起こる様々な自然現象を知り、その原因を理解すること。
・宇宙の現在の姿から極初期の姿について、一般的な知識の吸収だけなく、可能な限り科学の視点で分析し、自身の言葉で説明できること。

<担当者より>
こちらは「知識偏重」も「誉め言葉」という姿勢で、まずは地球と宇宙について多くの知識に触れる機会をつくっていきます。
その上で、生徒個々が興味あることについて主体的に掘り下げ、授業中のディスカッションを通じて深く理解していくことを望みます。

授業の進め方・学習方法


・授業プリントや視聴覚教材を有効活用した、より効率的かつ効果的な授業を提供する。
・映像資料などをWeb上で共有し、授業外での学びと併行して授業を進める。
・生徒同士、あるいは生徒と教員とのディスカッションの時間を惜しまず、生徒が主体的に物事の本質を追求する姿勢を奨励する。

授業スケジュール


学期
学習内容
1学期
<物理>
・位置、速度、加速度
・落体の運動

<地学>
・地球の形と重力・地磁気
・地球の内部
・プレートの運動
・地震と地殻変動
・火山

1学期中間試験
1学期
<物理>
・運動の法則

<地学>
・地表の変化と堆積岩
・地層の観察
・地球環境と生物の変遷
1学期末試験


学期
学習内容
2学期
<物理>
・仕事と運動エネルギー
・位置エネルギーと力学的エネルギー保存則

<地学>
・大気の層構造
・大気の大循環
・日本の天気
2学期中間試験
2学期
<物理>
・オームの法則
・合成抵抗

<地学>
・海洋の構造と運動
・大気と海洋の相互作用
2学期末試験


学期
学習内容
3学期
<物理>
・電気とエネルギー
・磁場
・電流から受ける力
・ローレンツ力


<地学>
・太陽系と惑星
・恒星の世界
・宇宙と銀河
学年末試験

成績評価方法


種別
割合(%)
評価基準など
定期試験
60
定期試験の一発勝負の結果だけで評価しません。
当たり前のことですが、試験直前だけではなく、日々の取り組み(授業)そのものを大切にしてください、
レポート
0-40
小テストなど
0-40
授業での取り組み状況
0-40

教科書・教材/参考書/参考サイト


教科書・教材
書名
出版社
教科書番号/code
備考
未来へ広がるサイエンス
啓林館
啓林館61
フォトサイエンス物理図録
数研出版
フォトサイエンス地学図録
数研出版

担当者からのアドバイス


「物理学」は有史以来、年月をかけて人類が「自然界の本質を掴もう」と育て上げてきたものです。そんな物理学を用いて一つ一つの現象の本質を紐解き、その学問の奥深さに触れてください。物事をどこまでも深く追求しようとする姿勢があれば、この宇宙に存在する万物と私たちの関り、およびそのルーツについて世界が広がり、「物理は楽しい!」「物理はすごい!」と思えるはずです。

一方、地球や宇宙の歴史のスケールで測ると、その中では人類の歴史など「ほんの一瞬」であり、人類にとって住みやすく素晴らしい環境の現代の地球に私たち居合わせているのは「奇跡」と言ってよいかもしれません。今まで学んだ中学理科全体を活用して、地球上,および地球外で起こる様々な自然現象を理解する楽しさを味わってください。また、人間と環境との関わりについても、先入観にとらわれず、皆さんが培ってきた科学的視点で分析をしながら、正しく向き合って欲しいと考えます。